施設のご紹介~南薩ケアほすぴたる様
一般病棟24床(地域一般、18床は地域包括ケア病棟)、療養病床78床、併設している介護医療院48床で、急性期医療と慢性期医療の機能を併せもつケアミックス型病院であり、併設した介護医療院とともに、地域に根差した医療と介護の提供を目指しております。
診療科は、内科、外科、消化器内科、リハビリテーション科、人工透析内科、腎臓内科、糖尿病内科、循環器内科、神経内科、呼吸器内科があります。来年度新たに、小児科外来を立ち上げます。少子化が騒がれる中、時代に逆行していると考えがちですが、南薩地域には小児科が少なく、行政、地域にも期待されています。
導入の背景
貴院にとっての健診事業の位置づけを教えていただけますか?
徳留様:生活習慣病予防のため健診事業にも力を入れており、地域企業や住民に特定健診や生活習慣病予防健診、一般健診等を提供しています。また、協会けんぽから、当院の実績や県内・南薩地域での順位等が「健診機関カルテ」として示されたり、受診勧奨の依頼があり、さらに力を入れるようになりました。地域の企業への案内文書も郵送し、受診者数は特定・長寿健診では6~8月の3か月間で約140人、生活習慣病予防健診では、令和7年4月から現在までで約110人にのぼっています。
Smart TOHMASを知ったきっかけを教えていただけますか?
鎌田様:前システムがリースアップとなり、電子カルテ導入までに約1年間の空白期間ができました。その間にサブスクで使える健診システムをネットで探している時にSmart TOHMASを見つけました。
Smart TOHMASを採用された決め手は何でしょうか?
鎌田様:何よりも導入スピードの速さです。他社システムは来院してPCにインストールする必要があり時間がかりましたが、Smart TOHMASはクラウド型で即利用開始できました。また、PC台数の制限がない点も魅力で、前システムはPC1台で運用していたのに対し、Smart TOHMASは4台で使えています。
ご利用いただいての感想
クラウド型のSmart TOHMASを使ってみたご感想はいかがですか?
徳留様:前システムは特定健診のXML出力の手順が多く複雑で覚えにくかったのですが、Smart TOHMASは手順が非常に少なくわかりやすいです。エラーチェック機能も充実しており、エラー内容もわかりやすいです。生活習慣病予防健診の標準帳票は見やすく、前回の結果と比較できる点も良いですね。
Web機能(予約・問診・結果参照)は利用されていないですが、なぜでしょうか?
鎌田様:当院の運用スタイルが複雑だからです。医師の常勤・非常勤の予定により予約枠の作成が難しく、Web予約は使いづらい状況でした。
徳留様:ただ、生活習慣病予防健診の受診者の年齢層から考えると、Web予約はメリットがあると思います。今後小児科を開設する予定なので、その際にはWeb予約が使えるのではと考えています。
カスタマーサポートの対応はいかがでししょうか?
徳留様:特定健診のデータ出力時に、サポート受付時間終了間際にもかかわらず、非常に丁寧に一から教えていただいたことが印象に残っています。電話で操作しながら教えてもらえるのでわかりやすいです。
鎌田様:Smart TOHMASのサポートはメール・電話ともに最も対応が早く助かっています。複数ベンダーとやり取りしていますが、どこよりも丁寧に対応いただけました。
価格面はいかがでしょうか?
鎌田様:とにかく安いですよね。それに、料金体系がわかりやすく、オプションも選べて満足しています。
今後の展望
今後、Smart TOHMASや弊社に期待されることはありますか?
鎌田様:オンプレミス型との費用差が大きくオンプレミス型の検討はできませんでした。電子カルテ連携がもっと進むとありがたいです。
連携仕様はオンプレミス想定なので調整が必要ですが、連携方法を模索しています。
鎌田様:もし連携できるようになったら、ぜひ教えてください。
徳留様: 今後は小児科開設に伴い、Web予約機能の活用も進めていきたいと考えています。
まとめ
南薩ケアほすぴたる様は、クラウド型健診システムSmart TOHMASを導入することで、健診業務の効率化と運用の簡素化を実現しました。導入スピードの速さや複数PCでの運用、使いやすい操作性、充実したサポート体制が高く評価されています。今後の電子カルテ連携やWeb予約機能の活用により、さらなる業務効率化と受診者サービスの向上が期待されています。